さて日曜日、、くしくも水槽ガラスのひび割れで漏水事件が発生した日。。
実はこの映画DVD買ってしまったんですよ。
昔の邦画、「魔界転生」。
実は、新旧含めてきっちり見たことなかったんだよねえ。
そのくせジュリーの容姿にわくわくしていた子供時代。。
もちろん、千葉さんのこってりした演技も柳生十兵衛の容として刷り込まれてますし。。
最近は月刊漫画にも、掲載されてるようで、今のところストーリー的には原作に忠実な感じ。
むしろ、映画のほうが脚色強く、天草四郎も原作だと頭領では無いそうで。
そういえば、ジャケットにショッカーもどき忍者が写ってるけど、映画には出てなかったんだ。。
でも映画は楽しいです。。四谷怪談のようなおどろおどろしさとエロスとウルトラQな摩訶不思議さ。
島原の乱で斬首にあった天草四郎が暗黒の力を借り、復活。
この世に未練を残した宮元武蔵ら剣豪たちを魔回転生の秘術で蘇らし、徳川家に復讐を練る。
偶然、この怪異を行く先々で感じた柳生十兵衛だが、父親の但馬守も天草四郎にこの世の未練を述べ魔界転生する。
妖刀「村正」を手に入れ十兵衛は炎荒れ狂う江戸城に乗り込む。。
いやあ、、チャンバラ・・いいです。。
これ見てると最近の日本映画のアクションに足りない物って、見てる方に突きつけられれます。
運動が得意なレベルやイケメンのノリだけではカバーしきれない血潮の美しいまでの動きと、
背負い込む鋼の意志。。
まあ剣から銃へ世の中変わるから仕方ないけど。。
でもCGでなく本気でセットを炎上させてその中で役者が殺陣に挑んでるのは、誤魔化し抜きの昭和のタフさが臭い立つ気がしますよ。。
千葉さんだけでなく、但馬守役の若山さんの刀や体裁きの見事さ。
ぞくりとするほど、切れ味がいい。。
剣術とはCGでなく肉体の技なのだと再発見かな。
未練の業を狂気波乱に禍々しくも成就させる剣豪ら。。濃いです。。
拙いかもしれないけど足し算引き算全て兼ね揃ってる(最後はちょっとこけた終わりだけど・・まあ、ラブリーに終わるよりかはいいでしょう)。。
この刃一枚の動きに見惚れる映画って・・いつか復活してほしいです。。
「エロイムエッサイム。我は求め訴えるなり」
当時、かなりこの台詞が強烈で好きだった。。
エロイムエッサイム。古き骸を捨て蛇はここに蘇るべし。。
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はい、確かに古き骸は捨てましたよ。。水槽だけど。。
ジュリーの姿をちらちら見つつ水槽の新設をしている一夜でありました。。